Love 90s

個人的90年代懐古ニッキ

ウゴウゴルーガ

1992年10月、早朝6:10開始と子ども番組にしては少々早めの時間帯に放送していた「ウゴウゴ・ルーガ」。 当時実家暮らしの1時間半通勤。6時に起き、7時台の電車に乗って出勤していたため、朝起きてでかけるまでのあいだ、起きてくる家族もいなかったのでゆうゆうと見ていた。何をきっかけに見だしたかは覚えてないけれどおそらく初回から普通に見てハマってしまい、朝見るけれど録画しておいて帰ってからまた見る、ってことをしていた。

当時かなり斬新な3DCGのバーチャルスタジオがメインでMC役はCGキャラクターのテレビくん。 日替わりで奇抜でポップな衣装を身につけた子役のウゴウゴくんとルーガちゃんがテレビくんの方を向いて体育座りしているのがお決まりのオープニング、その後ウゴウゴ&ルーガとテレビくんとの掛け合いが始まる。その内容も子ども子どもしたものではなく、大人と子どものちょっと噛み合わない会話で、しばしば子どもたちが意味がわからずキョトンとしたり、適当に解釈してしまうそのギャップが面白かった。

バーチャルスタジオのコーナーでは日替わりでさまざまなキャラクターが登場。シュールくんは子どもたちにフランス語を教え、トマトちゃんは悩みを相談し、よく泣いた。個性的なキャラクターはスタッフが声を務めていたらしい。 その他ミカンせいじん(ミカンに手足が生えたような宇宙人の様子をただ流すだけ)、がんばれまさおくん(まさおくんというキャラクターが毎回悲惨な目にあうだけ)、おやじむし(ハゲオヤジが虫になったようなキャラクターがいかにもおやじくさいことを言うだけ)、プリプリはかせ(洋式便器の中から出てきてうんちくを披露したあと流されてしまうだけ)、などなど数秒〜数分の短いコーナーにはこういったCGキャラクターが次々登場した。

他にも印象深かったコーナーは - あさのぶんがく - 局アナであった大坪千夏のナレーションで名作を1週間で1作品を駆け足で紹介。学校でタイトルだけ習って、内容がよくわかってなかったような作品「変身」「罪と罰」「アンナ・カレーニナ」などなどが紹介された。ただ相当長い話をダイジェストしていたので「AとBが出会って、喧嘩して、別れて、死んじゃいました」と文脈全くないことが多々ありシュールだったけど、そういう話だったのか!と、わかった気になった。 - おしえて!えらいひと - さまざまな道のエキスパートの方が登場し、子どもにもわかるように説明してくれる。ある意味子ども番組らしいコーナー。時に変わった職業の方も登場しなかなか面白かった。

改めて調べてみると6時台の放送はたった半年、その後7時台に移動(この頃ポンキッキーズ開始)その半年後には朝の放送に加えて夜の7時台に生放送を何回か(このときの主題歌としてピチカート・ファイヴが「東京は夜の7時」を作った、初お披露目は東京タワーのふもとで生歌だったと記憶)、その後半年で終了しているので、実放送としてはたった1年半! こう書いてしまうと意外とアッサリ終わってしまったのだなぁと思うけれど、平日毎日放送があったのでその濃さはそうとうな1年半だった。

ウゴウゴルーガ 公式サイト