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ポンキッキーズ

フジテレビ系の子ども向け番組『ポンキッキーズ』が、3月25日に放送終了を迎える。前身となった『ひらけ!ポンキッキ』の放送開始が1973年だから、約45年間にわたって放送されてきたことになる。

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子どもの頃に見ていた「ひらけ!ポンキッキ」の後継番組として始まった「ポンキッキーズ」。 どんなきっかけでまた見るようになったのか憶えていないけれど、ウゴウゴルーガと同時期に放送していた期間もあったので、その流れだったような気がする。 詳細を思い出そうとちょっと調べると、放送開始時は女優の高畑淳子演じる山田のぼるくんというキャラクターとパペットキャラクターの海田およぐ教授がMCだった。山田のぼるくんはうっすら思い出せたものの教授に至ってはほとんど記憶にない・・・。

私にとってポンキッキーズのMCといえばピエールにBOSE、そして当時かけだしアイドルだったアムロちゃんと鈴木蘭々シスターラビッツだった。 オープニングの "Welcome to Ponkickies" はスチャダラパーの "GET UP AND DANCE"( スチャダラパー "GET UP AND DANCE" - YouTube )で、子ども番組らしからぬノリのよさとカッコよさ。毎日番組が始まると一緒になって「パーパラパッパパラ♪」とやっては元気をもらっていたものだった。

もともとポンキッキはオリジナル楽曲でも名曲が多く、「およげ!たいやきくん」「いっぽんでもにんじん」「パタパタママ」「コンピューターおばあちゃん」と上げればキリがないけれど、あくまで子どものための子ども向けの曲ばかりだった。 ポンキッキーズでは子どもに向けたメッセージといえなくもないけれど、もっとユニバーサルというか「大人も子どももない」といった楽曲が多かった。 特に印象に残っているのはオープニング曲でもあった「パレード」(山下達郎)、すっかり定番曲ともなってしまった「歩いて帰ろう」(斉藤和義)、ラインダンスとの組み合わせが楽しかった「夏の決心」(大江千里)。その他大御所や意外なアーティストがこの番組用に曲を提供していた。今をときめく三浦大知のFolder時代のデビュー曲の「パラーシューター」もポンキッキーズで繰り返し流れていた。この番組でFolderをすっかり気に入り、その後アルバムを何枚か買った。 もちろん子ども向け曲も健在でシスターラビッツが歌う「一寸桃金太郎」をはじめとする「耳に残ってしまう童謡メドレー」は秀逸だった。 その他詳しくはポンキッキーズ - Wikipedia で。

もちろんポンキッキーズといえば「ガチャピンムック」で、彼らも私の子どもの頃と変わらず「良い子のガチャピン」「おとぼけムック」なのだった。 ただ、今でも語り草になる「ガチャピンチャレンジ」(ガチャピン チャレンジ シリーズ☆コンプリートボックス - YouTube)はポンキッキーズ以降のもの。子どもの頃知っていたガチャピンとは明らかに違う方向に行ってしまった彼だったけど、どんどんエスカレートしていくチャレンジは毎回楽しみにしていたのだった。

こう改めて思い出してみると(忘れていたもの含め)ポンキッキーズは半分音楽番組として見ていたのかもなぁとつくづく。この番組で知ったミュージシャンもいたし、再発見した曲も多かった。

そういえば初めて聴いたビートルズ( "Please Please Me" )は前身ポンキッキだった。